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127 :訴える名無しさん。:2006/01/04(水) 17:01:24
懸命に働いて、息子の学資を稼いでいる老いた肉屋がいた。
大学の休みで、故郷の小さな貧しい家にしぶしぶ帰ってきた道楽息子は、父親の古い精肉機を見てこう言った。
「こんなボロ機械、何の役に立つんだい」
息子はあざ笑った。
「こっちからブタを入れれば向こうからソーセージが出てくるなんてくだらないね。アナログだよ。こっちからソーセージを入れれば向こうからブタが出てくるってなら大したもんだけどさ」
父は言った。
「息子や。わしはそんな機械は持っておらん。しかし、おまえの死んだ母さんは、確かそんな機械を持っておったよ。ソーセージを入れるとブタが出てくるのをな...」

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